UA-162800629-1

続編 ベートーヴェン ピアノソナタ No,20 op49-2 

2020年05月02日 20:51
カテゴリ: 日記演奏

ソナタ形式【展開部】

 昨日、高校生の子のレッスンの希望の曲、私の思い出の曲として紹介したこの曲ですが、今日は展開部をお聴きください。
 この曲は「ソナタ形式」という形式で書かれていて、「提示部」→「展開部」→「再現部」という構成になっています。
 昨日は「提示部」の途中まで聴いていただきました。

 「提示部」とはその字の通り、その曲の主題(テーマ)のメロディが提示される部分です。
 今日の「展開部」はその主題が変化・発展する部分です。この曲では、似たようなメロディでありながら短調(暗く)なって出現します。
 そして「あ!戻ってきた」というメロディのところが「再現部」です。その字の通り、最初の主題が再び現れます。

 今日は「再現部」に入ったところまであげましたので、まだまだな演奏ですが、よろしければお聴きください。
 今回は30秒ないくらいですので(笑)
 また画像クリックでインスタでお聴きいただけます。

 中学校の音楽の授業にからめるならば、中2でベートーヴェン作曲の交響曲第5番(運命)を通してソナタ形式を勉強します。
 冒頭の「ジャジャジャジャーン」が印象的で主題がわかりやすいと思います。
 この「ジャジャジャジャーン」が最初の10秒だけで何回出てくることか!
 あとで、もう一つの主題が出てきて、第1主題、第2主題と2種類あるんですが…。
 色んな変化を見せることやオーケストラでの担当楽器による表現の違いも楽しいです。
 ちなみに大きな曲なので、最後「再現部」の後に「コーダ」という締めくくりの部分もあります。「コーダ」があるかないかは曲によります。

 以前の教科書に、この形式「ソナタ形式」を知って聴くと、知らない土地で地図を見て道を走るのと同じように、曲が分かりやすくというようなことが書いてありました。まさにその通りです。
 聴くときも演奏する時も、より音楽を楽しむために、こういう勉強もレッスンで大事にしたいと思います。

 ああ、学校の授業もピアノ教室も早く、リアルでやれるコロナの不安のない世の中になりますように。

 オンラインならレッスン、音楽の学習できますので、お気軽にお問い合わせをお待ちしています。

記事一覧を見る

powered by crayon(クレヨン)