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平和を願って

2022年02月28日 21:46
カテゴリ: 日記レッスン

ショパン「革命」

今日は県外の大人の生徒さんとの
オンラインレッスンでした🎶

以前も話題にしたことがありますが、
(その時のInstagramでの投稿。
https://www.instagram.com/p/CZ6OffQP6ce/?utm_medium=copy_link)
ショパン作曲のエチュード「革命」を
1年かけてでも弾けるようになりたいと
レッスンしてきて、
今日で区切り、仕上げをしました🎹
ここで披露できるくらい
弾けるようになりましたが、
オンライン上での録音はできていないので😭

エチュードとは練習曲のことで、
この曲は速い左手のパッセージや
オクターブを含む和音で弾く右手での
旋律の歌い方などが勉強になり、
この曲に限らず、
ショパンのエチュードは
単なる練習曲にとどまらず
音楽的にも深いものです。
(以前も載せましたが、どんな曲だった?
という方のために昨年の発表会で
弾いた私の演奏を下に載せます。)

この「革命」は当時ショパンが
祖国ポーランドのワルシャワに
ロシア軍が侵攻したことを知って、
怒りの感情をぶつけて作曲した曲だと
言われています。
(細かく言うと、作曲を始めたタイミングはもう少し前からだとの話もありますが。曲名もショパンがつけたものではないです。)

現在、ウクライナへのロシア侵攻が
とても心配でどうしようもできなくて
現実とこの曲が重なります。
緊迫感、怒りや嘆きの感情があり、
ふと明るい調になり
平穏が戻ってきたと思ったら、それは一瞬で
最後は激しく駆け下りて終わるという
悲劇的な感じが辛いです。

この曲に私たちも怒りや許せなさ、
平和への思いを込めて
弾けばいいのかもしれませんが、
実際現実にこんなことが起きていると
それは辛いものでもあります。
今日の生徒さんも
弾くだけで泣けてくるとも
おっしゃっていました。

でも日頃その曲に魅力を感じで
聴いたり演奏したりしてきたわけで、
歴史的背景のあるクラシック音楽を 
楽しむことの深さも感じました。

先日の新聞に載っていた
詩人の平田俊子さんの
「いつの世にもむごいことは起き、
泥の中から文学が生まれる。
そのことをどうとらえればいいのだろう」
という言葉にも考えさせられました。
文学→音楽にも言えることで。

答えは見つかりませんが、
とにかく、平和を願います。

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